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2009年05月31日

病室にて

父の耳元で、たくさん話をして来ました。

昔、テレパシーが通じた親子です。

父も充分私の話しがわかって、今まで言いたくても言えなかった
お詫びの言葉と感謝の言葉を泣きながら話した時に
それまではただ強く握りしめるだけだった手を、
わかっているよと言う風に力をこめて振ってくれました。


病室には誰もいなかったので、
ここぞとばかりに小さな頃からの思い出話や親戚の人たちの近況を報告しました。

父はもっと前から、私のこんな話が聞きたかったのだろうな・・・と思ったら
またまた涙がこみ上げてきて、泣きながら話す私を優しくなだめる様に
父はまた、手のひらに愛情をこめて握りしめてくれるのでした。


その優しさは小さな私をあやす時とちっとも変わることがなくて、
父の愛情に包まれている幸せを実感しながら私は幼い頃に戻って
父と自分の思い出をいつまでも話し続けていました。


父は時々つばを飲み込むときに辛そうな表情を見せました。
喉に開けた穴の回りが赤く腫れ、肺炎の熱もいまだに下がらない父は
まだまだ予断をゆるさない状況なのでした。


自宅に一人残している子どもに食事を与える為に
一度病室を出る必要があった私は、父の耳元で言いました。


「お父さん、死ぬのはまだ早いよ。
話したいことも、聞きたいことも いっぱいあるんだからね」と。


父はきっと
私が病室に戻るのを待っていてくれると思います。

これから娘を連れて病院に向かいます。



  


Posted by ☆キララ☆ at 16:09Comments(4)

2009年05月31日

心肺停止 一時危篤から蘇生へ・・・父のこと

 一昨晩父が入院先の病室で心肺停止になり、
 気管切開をして人工呼吸器を取り付け
 かろうじて蘇生する、という事態になりました。

 
 母・長兄・長姉・兄嫁・私、と
 東京に嫁いだ次姉以外が全員集合という
 理想的なシチュエーションで迎えた「父危篤」の場面でしたが、
 父は生来の生命力で再びこの世界に戻って来ました。

 
 呼吸困難になり死にかけた父のベッドの周りを
 医師とインターン生、看護士の総勢10数名がぐるりと
 取り囲み、命をつなぎとめようと必死で動いている姿を
 だだじっと見つめていた私でしたが、
 
 頭の中で考えていたのは
 
 『人の一生はこんな風にあっけなく終わってしまうのか?』
      という事と
 
 『父の最期かも知れないこの瞬間のすべてを記憶しておこう』
      という妙に冷静な思いでした。


 
 もしかしてその冷静さは
 父が長い介護の果てに
 すでに「この世の生」から遠く離れていると
 自分の中で感じていたからなのかも知れません。


 不治の病の発病から10年はあまりにも長過ぎました。
 
 
 昨年からベッドの上だけの全介護状態で過ごしていた父は
 物も言わず(言えず)
 寝ているときも 瞳を見開き
 仰向けになると舌が喉の奥に落ちるという
 この病気特有の症状から、イビキの音がすさまじかったものです。

 
 医師たちの必死の蘇生処置で生き返り
 気管に開けた穴から直接送り込まれる空気を吸って
 穏やかな表情で安定した呼吸を繰り返す父を見て
 今までは 眠っていても脳の中に
 新鮮な空気が充分送り込まれていなかったのだと
 ようやく思い至りました。
 

 父のことは
 いずれきっちり書いておこうと決めていました。

 
 その過去において
 行き過ぎた体罰で私から言葉を奪った父でしたが、
 それもこれも「時代」や「父自身の若さ」が背景にあったのでしょう。
 父から受けた愛情の深さもまた格別で
 今の私にとって、それは心の中で光り輝く宝物です。

 
 ようやく今、大人になった私は「自分自身の言葉」を取り戻し
 過去の出来事を冷静に受け止め、
 頭の中で整理して考えられるようになりました。


 今もナースステーションのすぐ側で
 呼吸器に繋がれ絶対安静の父ですが
 このタイミングだからこそ書ける思いがあるのです。


 父のことを書くことが
 自分の Rebirth=生き直し をする事になると
 今では はっきりそう思います。


 私には

 子ども時代の ある時期の記憶が
 
 まったくありませんでした。  

 
 と言うよりも この場合、

 思い出そうとする気になれなかった

 と言った方が

 正しいのかも知れませんが。 

 

 人は皆、心の中に傷付いた小さな子どもを抱えているといいます。

 父もまた、同じだったのだろうと気づきました。


 父の人生を考えることもまた、

 私自身のRebirth・・・。


 父はもうすぐこの世から 去っていくけれど、

 父自身も光の国に旅立つ前に、Rebirth が必要なのだと思います。 

 

 だからこのブログは愛する父に捧げる再生の物語。

 父と私の再生物語なのです。





  


Posted by ☆キララ☆ at 02:39Comments(9)

2009年05月30日

ご挨拶

 
初めまして、希美(のぞみ)です。


 長い道のりも

 今こうして振り返ってみると

 あっという間の出来事でした・・・。


 これから私の生まれ直しのブログを書きます。

 もしよろしかったら

 お付き合いください。



  


Posted by ☆キララ☆ at 23:06Comments(0)日々のこと